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【応用情報技術者】トレーサビリティとは何か

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●トレーサビリティとは
製品やプロセスが生産される過程を追跡すること。

出題された回(平成29年度春期以降)
令和5年度春期

トレーサビリティの説明

トレーサビリティとは、製品やプロセスが生産される過程を追跡することです。製品の材料がどのように生産・処理され、どのように供給されたのかを追跡することで、品質の水準を評価します。

システム開発におけるトレーサビリティ

システム開発におけるトレーサビリティも同様で、要件に対して設計・開発・テストがどう反映されているのかを追跡できるようにします。

トレーサビリティを確保するためには、要件に対する設計・開発・テストの根拠等を文書化して、後で参照できるようにする必要があります。

トレーサビリティを確保することで、要件定義で決定した要件に対してズレなくシステム開発を進めることが出来ます。

過去問

応用情報技術者 午前試験
令和5年度春期問64

システム要件定義プロセスにおいて、トレーサビリティが確保されていることを説明した記述として、適切なものはどれか。

ア 移行マニュアルや運用マニュアルなどの文書化が完了しており、システム上でどのように業務を実施するのかを利用者が確認できる。

イ 所定の内外作基準に基づいて外製する部分が決定され、調達先が選定され、契約が締結されており、調達先を容易に変更することはできない。

ウ モジュールの相互依存関係が確定されており、以降の開発プロセスにおいて個別モジュールの仕様を変更することはできない。

エ 利害関係者の要求の根拠と成果物の相互関係が文書化されており、開発の途中で生じる仕様変更をシステムに求められる品質に立ち返って検証できる。

正解と解説

正解は”エ”